ブリコの隣の別世界

タイトルのブリコとは、高知県内に展開するホームセンターのようなお店です。コーナンみたいな。

 

おはようございます。

私は昨夜*1、人生で初めてスタジオとやらに行ってきました。

リコーダーすらまともに吹けない上、楽譜すら読めない私にとっては縁遠い場所です。

こんな私ですが、縁あって初めて足を踏み入れる運びとなりました。

 

車に乗せられ到着したのは、ヤンキーの溜まり場として漫画にでも登場しそうな感じの倉庫です。

凄まじく治安の悪そうな場所。

実際はそうではありませんでしたが。

 

大きい倉庫の扉の隙間をのぞいてみると、荒れ果てた体育館のステージのようなものがありました。

恐ろしい。

 

"スタジオ"とやらは、小さな音楽室の小部屋のような場所でした。

何やらよくわからない機材が沢山置いてあります。

 

楽器の練習といえば、中学の吹奏楽部の個人練習しか知りませんでしたので、また違ったジャンルの楽器の音にとても驚きました。

CDの中でしか聞いたことのないような音が、実際に聞こえていました。

 

小さな部屋に大音量が響き渡るものですから、全てが揺れていました。

叩いてもいないのに空気の振動だけで、シンバルを二つ重ね合わせたような楽器が音を鳴らしていました。

スピーカーを見ていると、何だか小刻みに震えています。

肉眼で確認できるほどの振動なんだなあ、と思いました。

 

先ほども述べましたが、私には音楽の素養が全くありません。

芸術的なことは全く分かりませんので、部屋の中にいる間中ずっと、なぜか高校物理のことを思い出していました。

音が波であることを体感することができました。

 

初めて経験することには、初めて気付くことが色々あるんですね。

 

ブリコの隣には、私の知らない別世界がありました。

 

 

*1:このブログを書き始めたのは、先週日曜日の朝のことである。